まいど~宮本デスw
さて今回のお話、
中古戸建投資をやっていると起きてしまう可能性が比較的高めの建物のトラブル事例をご紹介します。
キッチリとリフォームをして貸したとしても、入居後に入居者サンから建物についてのクレームの連絡が入る時もあります。
今回の事例は入居してから8年ぐらい経過していて、今までクレームが入ったのは数年前に大阪を直撃した台風21号の時にベランダの屋根が飛んだ!
ってぐらいだった今回のお家での出来事。
#あの時はあっちもこっちもで大変だった
中古戸建のトラブルは突然やってくる!
つい最近ですが入居者の方から「外壁から水が漏れてきている。。。」ていう連絡。
現場に急行し確認すると写真のように外壁の基礎部分が黒くにじんでます。

しばらく眺めていると水が「ポタッ、ポタッ!」って1~2秒間隔で落ちてきてました。
水漏れ時はまず水道メーターを確認する!
っでココでワンポイントアドバイス!
今回のような水漏れの場合、給水管からの水漏れなのか?それとも排水管からの水漏れなのか?をまず見極めないといけないので水道メーターを必ず確認するようにしましょう!
#水道メーターを1分ぐらいはじっと見るようにします
水を使っていない状態で水道メーターを見て、ゆっくりでもじわっとでもメーターが回っていると、どっかの給水管で水漏れしている。っていう判断になります。
逆に1分以上水道メーターを見ても全く動きが無い場合は排水が漏れている可能性が極めて高くなります。
っで今回の場合、水道メーターを1分ぐらい見ていたらホントにわずかですが動いてました。
微妙な量が漏水している模様。(2分近く眺めていたと思うw)
水漏れ箇所の特定をする!
位置関係からトイレの位置だったので室内のトイレを確認!
↓

しかしトイレでは全く何にも起きてません。壁も塗れてないし床も濡れてない。稀にあるトイレと床の接地面も濡れていない。
そうなると壁の中で漏水している可能性が高いのでこれは外壁を破ってみないとわからない!ってことで職人さんに少しずつ破ってもらうことに。
破ってもらうと、なんと基礎の中を通して給水管が立ち上がってました。職人さん、下手したら給水管を自分で割るところでしたw(危なかったッス!)

本来はこういった基礎の中で立ち上げてってことはやりません。必ず室内側から一旦、外壁の外に抜いて外壁を這わす感じで施工します。昭和40年代の建物なのでこういったイケナイ施工方法がまかり通っていたのでしょう。
こんなの見た目ではわかりませんw
今回の漏水の原因は?
っで今回の漏水の原因ですが給水管のジョイント(継ぎ手)部分に使用していた部材が、
これまた本来使わない部材でジョイントされていたのが原因でした。
ジョイントで使われていた部材がこちら
↓

このジョイントの部材、上と下で締めるようになっていてパッキンが入ってます。パッキンが入っている、ってことは長い間使用しているとパッキンってへたります。
#水道蛇口でも水が漏れてくるよね
ってことは当然、水が漏れてくる。。。
今回は正にそれ。
しかもここ最近漏れてきたって感じでは無くて結構前から漏れていた感じでした。破ったふきんの木地がフニャフニャだったので。。。
原因がわかれば復旧作業。L型のパイプを上手に組み合わせて設置。


パイプのノリが乾いた段階で水を流してみてテスト。水漏れが無いかを確認して、水道メーターも確認して作業完了です。
破った部分は後日モルタル補修して完了予定。

室内側ではわからなくて外壁側でサインが出ている!
室内側ではわからず外壁側から見ると何かしらのサインが出ている場合があるので、物件購入のための内覧に行った時も必ず外壁側から確認して今回のような黒ずんだ部分があった場合とか、亀裂があるとか、コケが生えているとか、何かしらのサインが出ていた場合は、
室内側を確認して、室内側も何かしらのサインが出ていれば、予測が付きますがサインが出ていない場合は、壁の中で何かが起きている可能性が高い。
すでに補修したってことならあまり心配は無いかもですがw
今回のように入居後に発生する場合もあるので、漏水の場合は必ず水道メーターを確認、
給水管の水漏れの場合、どこかで「シュー」って音が鳴ってる時もあるので、
耳を澄まして調べるようにします。
また床下点検口があればそこからのぞき込んで水漏れカ所がわかる場合もあるし、
「シュー」って音がしているのを聴き取れる場合もあります。
てなわけで、漏水の場合は今言ったような感じで調べて貰ったら何とか漏水箇所にたどり着けると思いますので、水道業者さんにスグに行って貰えない場合で、自分で初期対応しないとイケない時はやってみて!
以上、
漏水のトラブル事例のお話でした。
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