◆ 短期間で引越を繰り返す人、なかなかの高確率で良い入居者ではないようです。。。
長年、賃貸の仕事に携わっていると、
入居申込書を見ただけで何となくですが
「どんな入居者さん」なのか？
予測することが出来るので、
入居後にトラブルが発生しても対応の仕方が「その入居者さん」に
合わせた対応ができ大事にならずに済んでいる、
エスパー宮本ですｗ
今回のお話も僕の予言が見事、的中したのですが、
（じゃあ予め入居させなければって声もあるのですがｗ）
今までの経験から一つ確実に言えることは、
短期間で引越を繰り返している人はほとんどの確率で
借りたお部屋に対してクレームを言ってくるクレーマーが多い！
見事、穏便に解決する事になった話。
です。
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事の発端は。
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僕のところの物件で、
大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるテラスハウスに
その入居者さんが入居してきました。
築５０年以上の木造テラスハウス。
（両サイドはひっついてます）
入居申込書が賃貸業者さんから届き、
４０手前のサラリーマンの方の１人入居。
保証会社に加入してもらい、
連帯保証人は友人の３０代女性。
入居申込書をぱっと見たところ普通でしたが、
一緒に送られてきた運転免許証の裏面を見ると何列も住所の記載が
ありました。
１年未満で引越を繰り返しているのが
そこでわかります。
っとここで、僕の中で警戒信号が発令します！
今までの経験上、
引越を短期間で繰り返す人って、
ほとんどの確率で入居後に何かしらクレームを言ってくるのです。
今回の入居者さんもその可能性があると見て、
賃貸業者さんには築が古いし、
テラスハウスだから隣りの生活音はするし、
隙間だらけだから夏は暑い、冬は寒い、
リフォームはしているけど、これ以上は求めないでね。
ってことで契約するけど、その入居者さん、
このお家に住んでも大丈夫？
念押しでお聞きしましたところ、
大人しい普通の人だから大丈夫です！
っていう賃貸業社さんからはお墨付きをいただいての
契約となりました。
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賃貸業者さんの「大丈夫です！」の根拠はナイ。。。
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賃貸業者さんを悪く言うつもりはこれっぽっちもナイですが、
よく賃貸業者さんが「大丈夫です！」って言います。
この「大丈夫です！」という言葉の根拠は、
ハッキリ言ってありません。
これ覚えておいて欲しいですｗ
よくよく考えてもらいたいのですが、
そのお客様（入居者さん）と過ごす時間って
賃貸業者の営業マンも２～３時間ぐらい。
２～３時間程度でどんな人か見極められる訳がありません。
なので良く大家さんに対して、
「申込みをいただいたお客様、イイ人ですよ～♪」
って言ってきますが、
全くもって根拠はありませんｗ
営業マンは決めてナンボ！
仲介手数料を稼ぐのが営業マンなので、
悪い言い方をしたらどんな手を使ってでも決めるのが営業マン。
以前にも触れましたが、
決まらなかった時の店長や社長の罵声が怖いのです（汗）
だから「お客さん、イイ人ですよ～」で
一見悪そうに見えるお客さんでも何とか契約に持っていくのです！
管理会社さんを間に挟んでおれば入居後の対応は管理会社さんが
全部やってくれるのですが、
自主管理の場合は全部自分にきます。
自主管理だからといって怖がってたら
いつまで経っても物件にお客さんが決まりません。
「入居が決まりました～♪」
の連絡が賃貸業者さんから来たときに詳しくお聞きして、
最後はお聞きした内容で判断することになります。
よほど心配であれば何かあったらその決めてくれた賃貸業者さんにも
動いてもらえるように確約だけ取っておいたら良いと思います。
（営業マン辞めるの早いですけど。。。）
一番はクレームが出ないようにリフォーム段階で
しっかりクレームの目を潰しておくことと、
現状でお貸しする旨を伝えておくこと。
ココをしっかりやっておけば自主管理であっても
戸建大家さんの場合、怖がる必要はナイです。
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話を戻します。
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客付けしてくれた賃貸業者さんからのお墨付きをもらい、
（全然、宛にしてませんでしたが・・・）
契約を完了させて引越をしてきました。
引越してから１週間が経過したぐらいで
早速、入居者さんから連絡がありました。
洗面のお湯が出る方の蛇口が固い。
洗面の蛍光灯が付けたら付きっぱなしになる。
浴室のドアの閉まりが悪い。
ネズミが出てきた。
っていうクレームです。
現状で貸している旨を一応はお伝えして、
念のために現地確認を僕の会社のスーパーエースに行ってもらいました。
洗面の蛇口についてはメチャクチャ固いわけでは無かったのですが、
調整して少し緩く回るようにしてあげました。
洗面の蛍光灯は何回かに１回は付きっぱなしになるので、
新しいのに交換しました。
浴室のドアの閉まりが悪い点についても、
多少、枠とドアが当たるので最後にグッと閉めないと
イケナイのですが、支障はありません。
こちらとしては現状でお貸ししている旨をお伝えしつつ、
長期入居してもらいたい気持ちもあるので、
特別に浴室のドアを入れ替えてあげるように伝えました。
ネズミが出た。
という件については、
ネズミの糞らしきものが写った写メをスーパーエースが確認。
（スーパーエース曰く、消しゴムのカスにしか見えなかったようですが。）
動物臭もする。
との事だったのですが、
スーパーエースが現地で匂いを嗅ぎまくっても動物臭はしなかったとのこと。
浴室のドアの交換をすることにしたので、
再度、サッシ屋さんが現地で寸法を取るので
その時に再度、ネズミの件は確認することに。
っでサッシ屋さんとの日程調整がなかなか付かず、
１ヶ月ほど経過。
今だにネズミの匂いが抜けない。
あれから大家としてネズミの対処はしてくれたのですか？
っていうクレームが来ました。
こちらもあれから特にネズミの件は入居者さんから
言われなかったので収まったのかな？
ぐらいにしか思ってなかったのです。
サッシ屋さんとの日程調整で何度も連絡をスーパーエースが入居者さんと
取っていたのですが、その時も特にネズミの話が出てなかったので
収まったと思っておりました。
で１ヶ月ほど経過したぐらいのタイミングで、
ネズミの対処はしてくれない、
浴室のドアの交換も今だにしてくれない。
大家としてどうなの？
これだと家賃を支払っているのが馬鹿みたい！
ドアの交換が終わるのと、ネズミの対処が完了するまで
家賃は払いたくありません！
（実際にはかなり強い口調で言われたようです。）
っていうクレームに変わりました。
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入居者、豹変する。
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ウチのスーパーエースに入居者さんの同居人と名乗る女性から
いきなり電話で、しかもかなり激しい口調（恫喝・おらおら系）で
「直るまで家賃払わない！」というクレーム。
そもそも契約時は４０手前のサラリーマンの方の１人入居で聞いてましたし、契約書上も入居者はそのサラリーマンのみの記載しかありません。
恫喝してきたのは同居人でナイはずの連帯保証人でした。
この時点で僕の当初の予感が的中です。
短期間で転々としてきたのは、
こういう手を使って家賃を払わないようにして、
大家側が根負けして引っ越し代を出すから退去して欲しいと
言うのを手口にして今まで出来るだけ家賃を払わずに
住んできたんだということがわかりました。
ただ今回の入居者さん、
相手が悪いです。
今回の相手である大家さんが僕、
僕、一切そういった事に負けない奴です。
（意外な男、それが宮本デスｗ）
さてここからどうしたものか？
まず、流れを整理すると、
入居後、洗面の蛇口やら蛍光灯やらの軽微な不具合、
浴室ドアのやらなくても良い交換、
ネズミの対応の件がクレームとして上がりました。
これについて、
全く何もしなかったわけでは無く、
ネズミの対応以外は現状貸しで契約したにも関わらず、
気持ち良く住んで貰えるなら。。。
っということで洗面の件は解消してあげました。
浴室ドアについては日程調整中。
ネズミの対応については本来、
大家側の責任では無いものの隣のお家に被害が出てるのか？
確認したり何も動きを取っていなかった訳ではありません。
（ちなみに隣はネズミは全然知らないとのこと）
つまり全く対応してなかった訳ではありません。
ということで、家賃に関しては払ってもらわないとイケナイ旨を
伝えました。
すると今度はドアの交換とかネズミの対応もやらなくて良いから、
家賃を負けろ！
って話にすり替わりました。
当然ココもこちらとしては却下。
家主として最低限やるべき事はやっているので、
家賃を負けてあげる理由はこれっぽっちもありません。
どれだけ恫喝してこようとココで怯んではイケません。
相手の思うつぼです。
今まではこのパターンでいけたのでしょうけど、
僕もウチのスーパーエースも恫喝されようが全く屈しませんｗ
こういう時は相手が力尽きるまでこちらも我慢あるのみ。
やがて相手は根負けして家賃を素直に払うか？
大家を替えるか？
すなわち引っ越しするか。。。
の二択になります。
っで今回は相手が折れて来月で退去する方向で
話が進むことになりました。
引っ越ししてきて今で約３ヶ月弱。
この入居者さんは今までこういった感じで家賃を払わず、
限界まで住んでは引っ越し代を出してもらって引越をして、、、
を繰り返すモンスターだったようです。
今回、僕は引っ越し代は出しませんｗ
っで最後の最後に入居者さんに伝えてないことが１点。
ここから僕の反撃です！
１年未満での解約の場合の賃料等１ヶ月分の違約金を
請求する話を現時点ではしてませんｗ
退去立会時に契約書を見せながら話す予定ｗ
当然、相手は払わないとは思いますが、
この請求分については保証会社を通じていただく予定デス！
あと、しっかり原状回復費用も請求する予定ｗ
まだ最後の退去立会まではできてませんが、
話がある程度、固まったので今回お話しさせていただきました。
こういったモンスターが時々います。
色んな手口で巧妙に仕掛けてきます。
基本的には家賃を払わないように何かと仕掛けてきます。
滅多にこういったモンスターとは当たりませんが、
当たったときは大家としてやるべき事はやっておき、
あとは相手の話に乗らないこと。
わめき散らしてきた場合は
次からはボイスレコーダーで声を録音しておくことを
オススメします。
ということで、
短期間で引越を繰り返す人、
なかなかの高確率で良い入居者ではないようです！
っていうお話でした。
皆さん気をつけましょうネ！
